短歌の会が教えてくれた学びの極意。「基礎的なスキル」の大切さ 

今回はゆうこです。久しぶりに「考える力」についてお話ししようと思います。

冒頭の写真は、8月に木佐優士さんをお招きして開催した“短歌の会”の様子です。参加者はみなさん短歌初心者🔰。木佐さんのわかりやすいレクチャーと、取り組みやすい短歌づくりのおかげで、「楽しかった〜」という声がたくさんあがりました。

ある方は「短歌は国語の授業で習ったけど、古典のイメージが強くて、自分でつくるのは身構えてしまう」と話されていました。
実は私も同じで、俵万智さんの子育て短歌が好きで本は持っていますが、自分で短歌を詠むとなるとハードルが高いと感じていました。

でも今回、短歌づくりのハードルがぐっと下がり、「つくる楽しみ」を知ることができました。後日、参加者さんから「日記にあわせて短歌を作り続けています」と嬉しい知らせをいただきました。実は私も日記がわりに短歌を作り続けています(*´艸`*)

短歌の会をきっかけに、短歌に対する捉え方も行動も全く変わってしまった私ですが、いったいその極意とはなんでしょう?

それは…

  • はじめから「自分で言葉を生み出そう!」と気負わないこと
  • 身近なことばから「5音」「7音」を見つけて遊ぶこと
  • 見つけたことばを組み合わせ、リズム(5・7・5・7・7)に慣れていくこと

つまり極意はシンプルで、“楽しみながら、基本に慣れること”。
最初から完璧を目指すと、うまくいかなくて嫌になってしまうことがありますよね。短歌づくりも同じで、まずは気軽に、楽しく口ずさむような感覚で続けることが、実は上達への近道なのだそうです。

私たちの日常を振り返ってみても、似たような経験がありますよね。
たとえば自動車の運転。自動車学校で、いきなり高速道路の教習をすることはありません。
携帯電話も同じです。最初は基本的な操作を覚えて、慣れてくると「このアプリも使ってみよう」と挑戦の幅が広がっていきます。

学校の勉強も同じです。基礎的なスキルに親しむことが、発展的な学習をより楽しむための土台になります。

たとえば読み書きを苦手とする子どもたち。
「音を文字に変換するスキル」「文法の理解」「読解力」「文字を正しく見分ける力」「文字を思い出す速さ」「書字の力」など、さまざまな基礎スキルがあります。
算数の文章問題が苦手な場合も同様で、「読解力」「式を立てる力」「空間を捉える力」「数字を正確に書く力」「数字を正確に読み取る力」といった基礎スキルがあります。いずれにしても、どのスキルが苦手分野なのかを確認することが大切です。

見極めた上で、子どもたちには“基礎スキルに親しむ時間”が必要ですし、そういう子どもたちに関わる大人が「そもそも基礎スキルってなんだろう?」「どんなものがあるんだろう?」と興味を持つこと・知ること自体がとても重要です。

さて、みなさんにも「楽しみながら基本に慣れる」経験ってありますか?何か思いついたら、ぜひ教えてくださいね。

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