しっかり見守りたい…!だけでは、ちょっともったいない…!
子どもの成長、しっかり見守りたい…!と思う保護者の皆さんは多いと思いますが、実は “見ているだけ” では、ちょっともったいない んです!
ヒトは、赤ちゃんの時から、自分の身体を動かすことを通して成長発達していきます。
大人が子どもの遊びや運動を一緒にすることで、子どもにとって《ちょっといいことが起きるかも…?》と考えられています。
例えば、大人がティッシュを使っている姿を見て…

その時々にできる方法を駆使して🤭、なんとか手にしようとチャレンジしますよね。
(もちろん、赤ちゃんがこんなふうにことばで考えているわけではないですけどね^ ^)
こんなふうに、生まれた時から子どもは、自分の身体の使い方や、バランスの感覚、チャレンジする気持ちなどを、どんどん育んでいきます。
それはもちろん、歩き出した子どもでも、小学生でも、もっと大きくても同じこと。
子どもの成長発達は、その時々に応じて、その子その子に応じて あります。
そして、子どもがしていることを大人が実際に体を動かしてやってみると、「えっ、こんなに難しいの!?」「こんな感覚だったんだ!」と 思わぬ発見 があるのです。
この、思わぬ発見が、めっちゃ大事…!
とはいえ、毎日毎日、全てを子どもと一緒に体験することは、現実的ではありませんよね。
また、これができない自分はダメだ…なんてなってしまっては大変です。
ですから、次のようにオススメしています。
何が良いのか事前に知っておいて、無理のないタイミングで少し意識して取り入れる
子どもにとって、身近な大人が元気でいることが、まず何よりも大切なことです。
生活している環境も、一緒にいる大人も子どもも、みんなそれぞれ違います。
だから何より、できるタイミングに、できる形でやってみる、が大切になります。
そのための、事前準備というイメージで読んでいただけると嬉しいです^ ^❤️
ちょっと長くなってしまったので、今回次回と2回に分けて、大人にも体験をオススメする3つの理由をお伝えします。
大人にもオススメする3つの理由
思わぬ発見を引き出す、“子どもと一緒に体験する”。
オススメする3つの理由は、こちら!
①その子にあったアドバイスをしやすくなる
②結果までのプロセスに気づける
③子どもが、自分自身をもっと好きになる
今回は、①と②について説明しますね。
③については、次の記事で。
① その子にあったアドバイスをしやすくなる
親として子どもの成長を見守っていると、つい「自分ができたことは、この子もできるはず」「こうしたらうまくいく、こうするべき」と考えてしまいがちです。でも、実際に体験してみると、「あれ?私とこの子、感じ方が違うかも?」「私とやり方が違うのかも?」という発見があることがあります。
「どうしてできないの?」ではなく、「この子はこんなふうにやっているんだ。」と気づくと、「頑張れ!」だけではなく、「もう少し低い段差からやってみようか」「一緒にやってみるね!」など、その子のやり方を尊重した、具体的なアドバイスをしやすくなりますよ。
② 結果までのプロセスに気づける
子どもが新しい運動を習得するには、遊びなどを通しての試行錯誤をするプロセス が必要と言われています。
例えば赤ちゃんが寝返りをするのも、子どもが自転車に乗れるようになるのも、繰り返し遊びながら失敗しながら、の試行錯誤が必要ですよね。
要するに試行錯誤とは、《自分の身体をどういうふうに動かすと、どんなバランスにすると、うまくいくのかな?》を調整している時間になるわけです。
子どもがしていることを、大人も一緒に「自分はどんなふうにしているのかな?」という視点をもちながらしてみると、実はうまくいくための工夫を、自分自身もしていることを発見します。
やり方を比べてみることで子どもの工夫にも気づけ、その工夫に対して褒める声かけができるようになります。
結果にかかわらず、「ここをゆっくり動かすアイデアはナイスだったわ〜」「いろいろなやり方をためしていたね!」などのことばは、《プロセスをちゃんと見ていたよ》のメッセージ。
大人だって、結果だけでなく、プロセスをしっかり見てくれている人が側にいることは、嬉しいことですよね^ ^✨
…その②に続きます!
***記事に関連するオススメグッズ・本***

↑↑↑これ、バランスをとって遊ぶだけでなく、実はいろんな遊びに発展させることもできます。少しずつ移動したり、バランスをとりながら別の姿勢になったり、などなど。子どもだけでなく、大人もやって楽しい^ ^大人も子どもも一緒にできるこういう遊具を使って、どんなふうにしているのかな…?自分はどうやっているのかな?なんて観察すると面白いですよ。

↑↑↑ぽっとでも、めっちゃ使っています。丸いバランスボールより安定感があって、馬乗りにもなれます。子どもの方が、上手だったりするんですよね…(うちはそうでした🤭)。黄色いこのバルーンは、大人も使えるサイズ。子ども用の小さめサイズなど、3サイズ展開されています。

↑↑↑ 《基本的な身体の動きとそこへの意識の向け方で、いくつになっても新しい神経回路はつくられる。》(解説より抜粋)
自分の動きや感覚に、興味をもって注意を向けることの意味や大切さを、わかりやすくまとめられた本です!まずは大人が知っていること、が大事だと思います…!

↑↑↑ 《動き》や《感覚》、 《体が感じたこと》をことばで説明することは、実はとっても難しいのです。こちらの本は、個人的にとてもわかりやすくて、オススメ。とってもベーシックなレッスンが載っていますので、「どういうことなのか、ちょっとやってみよう」という方にもオススメ。
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