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お子さんが苦手なことをやろうとしない…どうする??

子どもの育ちと日々の暮らしについて伝えたい!りえです。

結論からお伝えすると…

そのお子さんの心が動くと、苦手なことにも自ずとチャレンジしようとするよ!

ということです。

 私は、文字を書くことが苦手なお子さんたちから、ラブレターをもらうことがあります(^ ^)  これは私の密かな自慢でもあります♫

 私がしたことは、彼らと一緒に畑で遊んだり、児童クラブで一緒に宿題をしたり、ただそれだけなのですが、ありがたいことに、ラブレターを書いてくれるのです。

 その内容は…

 「ありがとう」だったり、私の名前を書いてくれたり、算数のクイズだったり、いろいろです。

  そして、どのラブレターも、とっても心がこもっていて、お子さん達の「書きたい!」が溢れているのです。

 この時、彼らにとって「苦手」という意識は小さくなっている様にも感じます。

手紙の写真

 そして、そのお子さん達の姿から学ぶのは、「伝えたい!」という気持ちが溢れた時に、「苦手な文字だけど、書いてみよう!」という行為に繋がっているんだなぁ、ということです。

 文字は自分の気持ちを伝える手段の1つなので、もし、あるお子さんが文字を書くことが苦手ならば、そのお子さんの伝えたい気持ちを育んでいくことが、文字を書く一歩に繋がる近道なのかもしれないなぁ〜とも感じています。

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 彼らと遊んだり、宿題をしたり、その他の場面でも、私が大切にしていることは…

 そのお子さんが「やりたい!」ということを、可能な限り心置きなく出来るように環境を整えること。

 または、「やらなきゃいけないけど、上手くできない」ということ(宿題とか)を、どうすると出来る様になるかを一緒に考えたり、ちょっとお手伝いしたりして、そのお子さんが「わかった!」「できた!」と感じられる様にサポートすることです。

 

 特に一緒に宿題をする時は、苦手とする文字のことは何も言いません。

 鏡文字であっても、書き順が違っても、線が多くても、少なくても、異なる文字でも。

  苦手とする文字を書こうとするだけで、素晴らしい!!と思うのです。

 だから、文字については何も言いません。

 時々、お子さんご自身が、一生懸命に書いた文字の違いに気づく瞬間があります。

 そうすると、消しゴムでザッと消そうとしたり(ですが、あまり消えないことが多いです)、グチャグチャっと間違った箇所を塗りつぶそうとしたりされます。間違ったことに気づいて修正しようとするのですが、消しゴムで消すことが、まどろっこしかったり、その文字だけをうまく消すことができなくて、前後の文字も消えてしまって、意気消沈…ということもあります。

 そういう時は、私が消しゴムで、必要な箇所だけ消すこともあります。彼らの「書こう」という気持ちを大切にして、消すことは大人が引き受ける。それだけでも、彼らの意欲はちょっと上向きになったりします。

 ちょっと話が逸れますが…

 文字を書くことが苦手なお子さんの中には、手先がちょっと不器用なために、鉛筆の操作がしづらくて、上手に文字が書けないお子さんもおられます。そういうお子さんは、消しゴムの操作も苦手で、紙が破れたり、消したい文字や箇所だけ消すことが難しかったり、消したはずの線が残っていることも多々あるので、余計に書くことへの気持ちが弱くなってしまうこともあります。

 なので、「消しゴムで消す」ことへのサポートが、「文字を書く」ことの意欲に繋がることはよくあると感じています。

 書くことも、消すことも、どちらも一生懸命に、エネルギーを使っていると、やっぱり疲れますよね。

 私はお勉強を教えるプロではないので、教え方はオリジナルですし、うまくサポートできない事もあります。だからこそ、お子さんが「あ〜かな、こうかな?」と考えるプロセスを一緒に寄り添い、最終的に「あ! そうか!」「わかった!」と感じてもらえる様なサポートを心がけています。

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 遊びでも、宿題でも、その他のことでも、その活動を通して、お子さんが「楽しい!」「面白い!」「やった!」「できた!」という経験をした時に、心が動き、苦手なことでもやってみよう!という気持ちが芽生えてくるんだなぁと感じます。

 そして、この様な経験は、何か特別なことをするから得られるのではなく、日々のささやかな積み重ねが、どこかで大きく花開くと実感しています。

この記事を書いた人
りえ

お子さんの発達支援を25年以上している作業療法士です。自然、海外、美味しいものを食べることが大好きです。日々の暮らしの中で、無理なくできることをユルリとお伝えできたら、と思っています。

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