もし地球人が「電波が見える宇宙人」に支配されたら・・

突然ですが今回は、小説なんて書いたこともない私おにぎりが書いた、三流SF短編小説をお楽しみください。

圧倒的に強い?宇宙人が地球に来た!

時は20XX年。突然宇宙人が襲来してきた。

彼らは圧倒的に強く、地球人の持つ武器ではまるで歯が立たない。地球人はあっという間に、彼らに支配されてしまった。

侵略してきた宇宙人から逃げ惑う、UFOに乗った宇宙人。コミカルなイラスト風。

宇宙人には「電波」が見えるらしい・・

宇宙人「その手に持ってる四角い板みたいなモノは何なんだ?」

おにぎり「こ、これは・・スマートフォンというものです。電話になったり、メッセージのやりとりできたり、動画を見たりできます。色々と便利なものです・・」

宇宙人「私たちの文明では、3000年前に使われていたものだぞ。いまだにそんなもの使ってるのか。地球人の文明は遅れてるな。恐るに足らん。」

おにぎり「そうですか・・」

宇宙人「ところでその画面の上の方にある、棒みたいなものはなんだ?3000年前に、そんなものは画面になかったぞ。」

おにぎり「棒みたいなもの?・・ああ、これは電波の強さを表すものです。長い棒の数が多いほど、電波が強いという意味です。この棒が少ないと、通信が遅かったり出来なかったりします。」

スマホにある電波の強さ表示を見てバカにする宇宙人。困惑する地球人の男性。

宇宙人「デンパ?・・ああ、私たちの文明で“パンデ”と呼んでいるものか。地球人はパンデ・・いやお前たちが言うところの電波が見えないのか!?」

おにぎり「はい、なので画面上に表示があるんです。宇宙人さんたちは電波が見えるんですか?」

宇宙人「当たり前だろう。電波が見えないとは、なんて不便な。私たちは電波を見ただけで、携帯の電波か、テレビの電波か分かるし、その内容も分かる。その電波が見えないなんて、さぞかし困っているだろう?」

おにぎり「いや別に・・そんなもんだと思ってるので。」

宇宙人「いや、そんなはずはない!電波が見えることは便利なのだ。何より私たちのやり方で生活してもらうには、電波が見えてもらわないと困る。電波が見えることが前提の文化なのだ。」

おにぎり「そんなこと言われたって、見えないものは見えないし、困ってないし・・」

宇宙人「わかった。お前たちは電波が見える良さを知らないのだな。それでは今後地球人にはこのゴーグルを付けてもらう。これで私たちと同じ見え方になり、こちらも色々都合がいい。何よりその便利さに驚くはずだ。これは地球人全員へ強制する!」

おにぎり「えええ、そんな面倒な。一生ですか?」

宇宙人「当たり前だ!外そうとした時には極刑だ!私たちの力を思い知ることになるぞ!」

おにぎり「えええ、極刑ってまさか・・?」

宇宙人「おしりペンペンだ。ふふふ・・どうだ、こわいだろう!」

おにぎり「いや、さほどでも・・」

宇宙人「何か言ったか!!」

おにぎり「いやいやいや・・何でもありません。着けます着けます。」

「電波が見えるゴーグル」を着けさせられた私

強制的にゴーグルを着けさせられた私は戸惑った。これまで見えなかった電波が、色とりどりの筋のように見えるようになった。世の中で飛び交ってる電波は多い。ラジオやテレビの電波は常に目の前を飛んでるし、携帯を使っても、Wi-Fiでネット接続してパソコンを使っていても、とにかく電波が目障りだ。何よりこのゴーグルを外せないのが鬱陶しい。

ゴーグルを着けさせられた地球人。それを満足そうに見る宇宙人。周りには怪しげな電波がたくさん。

宇宙人「どうだ、便利だろう?」

おにぎり「必要な時にならまだしも、外せないなんて目の前がゴチャゴチャして鬱陶しいことこの上ないです。外させてください。」

宇宙人「ダメだ!これはお前たちのことを思ってのことだ。ありがたく思え地球人!」

これは困った。何とかならないものか・・

いや待てよ。そういえば「おしりペンペン」が極刑と言ってた。もしかして宇宙人は「おしりが弱い」のでは・・

おにぎり「やっぱ無理ですわ。大人しく極刑を受けます。」

宇宙人「そんなにイヤなのか。お前たちのためだと思っていたが仕方ない。極刑を受けてもらう!」

彼らはハエ叩きのようなものを持ってきた。

宇宙人「これが極刑だ! くらえ地球人!!!」

ペチン。

おにぎり「・・えっ!?」

宇宙人「・・何で平然としているのだ!?!? 地球人はこれが平気なのか!?」

おにぎり「ははぁ、さては宇宙人さんはおしりが弱いんですね。そうと分かれば・・」

私はハエ叩きを奪い、宇宙人たちを追い回して、手当たり次第「おしりペンペン」をした。

ハエ叩きを持った地球人に追いかけ回される宇宙人。お尻は真っ赤。

宇宙人「ギャアアアアア!!! 地球人のおしりが強いとは誤算だった。こんな種族を同化しようとは、私たちが “どうか” していた!」

おにぎり「(ここにきて駄洒落ですかい・・)」

宇宙人「地球乗っ取りは中止だ!撤退!撤退!!」

かくして「電波が見えるゴーグル」を強要されることなく、地球には再び平和が訪れた。めでたしめでたし。

↑このお話を思いついたきっかけがありまして。

突然ですが「音声ガイド」ってご存知ですか?

テレビや映画などの映像が見えない・見えにくい方向けに、映像の様子を言葉で説明しているものです。NHKの主なドラマや、映画の一部につけられるようになりました。映像では音もなく場面転換したり、「それ取って」「はいはい」という場面など、映像を見ないと「それ」が何かわからないということはよくあります。そこを言葉で補うのが「音声ガイド」です。「解説放送」などと言われることもあります。テレビのリモコンにある「副音声」ボタンなどでオンにできます。ぜひ一度聞いてみてくださいね。もっと広がっていくことを願っています。

この音声ガイド、以前は目が不自由な人の「だれもが」便利だろう・必要としているだろうと思っていたのですが&実際多くの方には便利なのですが、そうでない方もいらっしゃると知った時には、ちょっとびっくりしました。

それは先天の全盲・・生まれつき全く見えない方(先天全盲の視覚障害者)とお話をしたとき。

音声ガイドはその性質上「目に見える情報を言葉にして伝える」というもの。「生まれて以来一度も見たことがない」というその方にとって、音声ガイドは「自分の持ってない感覚が、言葉となって降ってくる」ように感じ違和感がある、のだそうです。びっくりしましたが、確かにその通りだろうと、とても納得しました。

と同時に、目が不自由なら音声ガイドは不要なはずないと思い、半ば強引に勧めたことがあった自分を反省することになりました。

これが自分だったら、どんな状況が当てはまるだろう・・と考え思いついたのが「もし電波が見えるメガネを強要されたら」という例え話でした。

「良かれと思っての押し付け」ではなく「たくさんの選択肢」を作りたい。

世の中、自分の想像を超えた感覚や考え方を持つかたが沢山いらっしゃるなあと日々思います。どんなにこちらが便利だと思っても、押し付けるのではなく「選択肢のひとつ」としてお勧めしたい、と考えるようになるきっかけとなりました。

上で例に挙げた音声ガイド、ドラマでは必要ないけど、「画面をごらんください」では分からず命に関わるから、災害放送の時にはもちろん必要、という方もあります。「選べる」「選択肢がある」ってとても大切だなって思います。

というわけで「電波が見えるゴーグルを無理やりつける宇宙人」にならないようにしたいです。「良かれと思って」っておそろしい・・宇宙人が怖がる「おしりペンペン」よりずっと(笑)。

 

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