
きっと「自分も一緒だなー」「大人も一緒だなー」と、大人が自分のこととしてイメージができると、もっともっと気楽に子育てができるよ。
みんとしょ たうの「読書会」
すきがあつまるみんなの図書館たう(通称みんとしょ たう)では、毎月「テーマ」を掲げて読書会をしています。参加者がテーマにまつわる本を持ち寄ります。
この「読書会」がたまらなく面白いのです。で、私のつぼは「関連づけ」。本の内容というよりも、どんな関連づけをして本を選んでこられたのかに興味ありありなんです。参加者の選書理由の話の中の関連づけの部分でウフウフ(*´艸`*)しています。

今年1回目の1月は
「天才はあきらめた 著:山里亮太」
「神様のビオトープ 著:凪良ゆう」
「家が好きな人 著:井田千秋」
「餓鬼道肴蔬目録 著:内田百聞」
*本の詳細はこちら*
そして2月は
「たすひくねこ 作:にわ」
「猫を処方いたします。 著:石田祥」
「お任せ!数学屋さん 著:向井湘吾」
「13階段 著:高野和明」
「日常にひそむ数理曲線 著:佐藤雅彦他」
「わたしの100着あなたの100着 著:大橋歩」
「アリになった数学者 文:森田真生」
*本の詳細はこちら*
さ〜て、1月、2月のテーマはなんでしょう???2月の方がわかりやすいかも・・
正解は1月は「幸せ」。2月は「数」。
同じ言葉で「関連したもの」は世の中に沢山あるんだな〜、全く違ったように思えても同じ部分があるんだな〜としみじみしちゃいます。
そして、最近こんなこともありました。
よく聞いているポットキャスト「夜ふかしの読み明かし」(文化放送)で俵万智「サラダ記念日」を読む回で、俵万智さんの短歌を「数」「色」などなど・・いろんなキーワードで関連づけて短歌を選んでいました。アナウンサー、哲学者、お笑い芸人の3人さんがキーワードを使いながら分析をしていくトークが興味深く、面白いのです。
「全く同じ」から「関連づける」へ
「同じところはどこかな」を視点にものを整理したり、分析したりすることは、赤ちゃんから大人までだれもがする認知活動です。小さい頃は「全く同じもの」しか「同じ」と捉えられなかったものが、経験したり学んだりすることを通して「柔軟的なものの見方・考え方」ができるようになり、「違うところが沢山あるけど同じ部分もある」という「関連づける」に発達していきます。
そして言葉で「関連づける」ことが上手くなると、物事を見る視野が広がったり情報の整理や分析が上手になったりなど、メタ認知や論理的な思考力が育つと言われています。特にメタ認知は、「生きやすさ」「学びやすさ」「自己実現」などに繋がっていく、人の人生にも大きく影響を及びす認知活動です。
「おんなじ絵本しか読まないんだよね」「同じ服しか着ないんだよね」といった姿は2歳くらいの子どもによく見られます。この段階の子どもは「全く同じ」の世界にいる子が多いです。なので、大人がいくら似たような雰囲気の絵本や服を薦めたとしても全く違うと捉えるため、不安が強くなったり、嫌がったりします。気持ちに余裕がないと、「同じ服しかきない・・」とか「同じものしか食べない・・」とか、大人はため息がでがちな時期ですよね。
5〜6歳くらいになると、「カブトムシとクワガタは違うけど同じ虫の仲間」「おにぎりとパンは、どっちもごはん」みたいに、「関連づけ」を言葉で言い表すようになってきます。なので、この時期の子どもたちはなぞなぞやスリーヒントクイズなどの言葉遊びが大好きです。
私も就学前の子どもとのセッションでは、「朝食べてきたもの」「好きな食べ物」「好きなキャラクター」「好きな虫」「好きな遊び」などなどをテーマにクイズの出し合いをします。楽しみながら、「数」「色」「形」などのキーワードとなる言葉の使い方を学んだり、「りんごパン」には「りんご」「パン」「茶色」「甘い」など、いろいろな関連づいた属性があることに気づいていきます。
気づきを促す、大人の関わりは?
「全く同じ」から「関連づける」への発達は、乳幼児期の遊びの中で段階的に育ち土台となって、その後の勉強や経験を通して深化していきます。なので、乳幼児期の遊びが本当に大事になってくるんですよね。そして、大人の関わり方がこれまた大事。
私たち大人も日々「あーなるほどね!」「へーわかった!」「ガッテンガッテン!」みたいな気づきがある時ってどんな時ですか?
本を読んでる時、人と話している時、新しいことに興味をもってユーチューブを見た時など、人によって違うし、場面によっても違うと思います。いやいや教え込まれたことや技能的に合わないようなもの、興味がないことなどからは、なかなか気づきが得られなかったり、忘れてしまったりすることもあるでしょう。
それは、子どもも一緒です。
では、具体的にどうしたらいいのかしら・・。まずは、ご自身の「気づきがある場面」のことを思い浮かべてみてください。「どんなものを使った時」「どんな人と話した時」「どんな環境にいた時」などなど具体的に想像してみましょう。そして、自分のところを子どもさんに置き換えて考えてみましょう。
乳幼児期の大人の関わりの一つの例としては、前々回記事「ことばの辞書作り」があります。何かヒントがあるかもしれません。ぜひ覗いてみてください。
ということで次回は「大人の関わり方」を整理していこうと思います。
読書会で紹介された
本たちの詳細はこちら!
*1月に持ち寄られた本*

*2月に持ち寄られた本*
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