せっかちに生まれた、たまみのはじまり

こんにちは、たまちゃんママです。
これまでの記事では、息子・たまきちのことや、たまちゃんファミリーの紹介をゆるっとさせてもらいました。
今日は、娘・たまみのことを紹介したいと思います。
出産予定日よりも一ヶ月早く、あっという間に生まれてきたたまみ。
その小さな命のはじまりは、母としての驚きと祈りに満ちていました。
たまみは、たまきちの2つ下、学年では3つ下になります。
一ヶ月早く生まれた未熟児で、生まれた日のことは今でもよく覚えています。
破水してすぐに病院へ向かい、到着して1時間も経たないうちに出産。
「なんてせっかちな子なんだ!」と思ったのですが、
生まれてすぐに抱っこすることもできず、顔をチラッと見せてもらっただけで、すぐに検査へ連れて行かれました。
“生きていてくれたら”──母としての祈り

NICUで過ごした日々、検査結果を待つ不安、そして他の赤ちゃんたちとの出会い。
母としての気持ちは、ただ「生きていてくれたら」という願いに尽きました。
検査結果が出るまで、分娩台の上で担当医から未熟児で生まれたことのリスクについて説明を受け、
「どうしよう、どうしよう」と不安になる中で、
「生きてさえいてくれたらそれでいい」と、気持ちをなんとか保つのが精一杯でした。
検査結果に大きな問題はなかったものの、たまみはしばらくNICU(新生児集中治療室)・未熟児センターに入院。
先に退院した私は、毎日通うことになりました。
そこでは、あんなに小さいと思っていたたまみが、実は大きい方で、
頑張って生きようとする小さな赤ちゃんたちの姿をたくさん目にしました。
看護師さんも「ここには1kgに満たない、800gのお子さんもおられます」と話されていました。
無事に退院してからもしばらくは未熟児外来に通いましたが、たまみはすくすくと成長。
あれほど「生きてくれさえすれば」と思っていたのに、成長するにつれて、やっぱりいろんな心配が出てくるものですね。
言葉より先に、絵で語る子
言葉よりも先に、たまみは絵で自分を表現していました。
紙の裏、机の下──どこでも描き続ける姿に、彼女らしさがにじんでいました。
3歳児健診では、いくつか気になる点がありました。
特に小さい頃は、あまり喋らない子で、その代わりにずっと絵を描いていました。
紙だけでは物足りず、机の天板の裏に寝そべって絵を描いたこともあります。
今も描き続ける日々─火の神様のまなざし
今ではiPadで毎日絵を描くたまみ。
火の神様を描いた作品には、力強さと悲しみが宿り、見る人の心を揺さぶります。
その頃から変わらず、成人した今でも、紙からiPadへと道具は変わりましたが、毎日絵を描いています。
次回は、娘の学校生活についてや、どんなふうに絵を描くことを続けてきたかを綴りたいと思います。




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