こんなイベントがあるよ。より多くの人が安心して楽しく参加できるイベントづくりのご紹介\(^^)/

ゆうこさんでーす\(^^)/

今年の1月末に松江市殿町に 私設図書館 すきがあつまるみんなの図書館「たう」を開館しました。殿町といえば、松江城(国宝です!)のお膝元、そして島根県民会館がご近所さんにあります。島根県民会館にはインクルーシブシアター・プロジェクトがあります。そこには「鑑賞サポート」があり、障がいのある方も、小さい子ども連れの方も、誰もが安心して参加できるイベントづくりを目指されています。なんてすてきなんでしょ〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

ハイタッチする写真
by Shoji Takeshi

 写真は9月にお友達の徳伶奈さん(仮名:ご本人が決めたニックネームです!)と一緒に参加したインクルーシブシアター・プロジェクトのイベント「ダンスと音楽のワークショップ」のものです。

 振付家・ダンサーの田端真希さんをはじめ、国内外で活躍しているアーティストの方々に導かれながら、踊ったり奏でたり。それはそれは楽しい時間でした。

手作り楽器を演奏している写真
by Shoji Takeshi

 ペアで行った”紙風船をつぶさないように踊ろう”では、手の平からお互いのエネルギーを循環している感覚になりました。なんともいえない幸福感に心満たされて〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

 一緒に参加した徳伶奈さんは、慣れない人や場所では緊張してしまうタイプ。しかし、この日は終始笑顔笑顔。最終的に私の側を離れ、他の方とコンテンポラリーなダンスを堂々と発表しちゃったのでした(*´艸`*)

 医師で作家の稲葉俊郎さんは著作「ひとのこころ と からだ いのちを呼びさますもの(KTC出版・2018年)」の中で

「芸術は医療と同じ。表現方法は違うように見えても、同じ土壌から咲いた別の花。 体や心や魂のプロセスとして共通の働きをしている。それは生を養う働き。」
「芸術は生きとし生きる人間に普遍的なものとして 生きる力を与えるもの。」

と言っております。

 このイベント直後にこの本を知って

 「今回の感じた”幸福感”は人として当たり前の感覚なんだな」 「障がいがあろうとなかろうと、子どもであろうと大人であろうと、国籍も人種も関係なく、多かれ少なかれ誰しもが欲する ”本能に近いもの” じゃないかな」とあらためて考えました。

 ちなみにこの本は、「みんとしょたう」にあります←ちょっと宣伝(*´艸`*)

 ということで、誰しも自分の好きな芸術に触れる機会を得たいと思うことは当たり前の気持ちだし、その思いが叶う社会であるといいなと思うのです。

 でも、実際はなかなか難しい。「人が多い場所はむりむり」「音が大きすぎるのは苦手だからむりむり」「子どもが泣き出すのが心配だからむりむり」などなど、何かしらの理由で「むりむり」と諦めたり、気持ちが向かなかったりした方も少なくないはず。い〜や、そもそも参加しやすいイベントが少なかったり、楽しめる場が少なかったり・・。

より多くの人が参加しやすい環境づくり。それは場づくり・人づくり 

 島根県民会館では、誰もが参加できるイベントづくりを目指して、何年も前からインクルーシブシアター・プロジェクトとして活動をされてきました。専門家の意見も交え、試行錯誤しながら、学びながら現在の形に至っているとのことです。

イベントのチラシ 

 このフライヤーは10月27日に予定されているコンサートのものです。下部をよくよく見てください。「鑑賞サポート」とあるでしょう!
 

 ちょっと拡大してみますね!

拡大したイベントのチラシの写真

 フライヤーにこんな表記があると「おっ!いってみる⁉️」「行ってみても、いいかも」とイベントに対してハードルが低くなりますよね。で、私が一番好きなポイントは、参加する方が「選べる」とこ。自分にあった参加方法を、参加者自身が選らべるってなんて素敵。それも、積極的な選択だから、とってもいい。 
 担当の方からは「より多くのみなさんに安心して楽しんでもらえるように、何度もアーティストさんとの話し合いをしていきます。」と。安心して参加できる環境づくりには、安心できる場づくりだけでなく、安心できる人づくりも大切なポイントなんですよね。
 
 

 確かに、今回徳伶奈さんと一緒に参加したイベントも、参加人数が絞られ小集団だし、入退場自由だし、緩やかに進めるような日程になっているし、ホワイトボードにはプログラムが書いてあるし。参加者の中には、聴覚過敏のある方や1歳ちょっとの子どもさんと一緒の方もおらて。その方々は、適宜入退場しながら、最後まで参加していました。

ハイタッチする写真
by Shoji Takeshi

 そして「ずっといてもよし、出てもよし。いずれにしても”よし”だよ。」というメッセージを、講師のみなさんが、個別にそして全員に言葉やジェスチャーで伝え続けてくださって。さらに安心♡

 

 今年1月に開館した「すきがあつまるみんなの図書館たう」も本という芸術作品を通して、人と人がゆる〜く繋がる場を目指しています!

 先日、たう主催の読書会をしました。今月のテーマは「自分を変えた本」。大切な本との出会いで、大きく人生が変わったり、救われたり、今の自分を支えたり・・そんな話で盛り上がりました。まさに本も「芸術は生きとし生きる人間に普遍的なものとして 生きる力を与えるもの。」


 ということで、次回は本にまつわる「安心して楽しめる」環境づくりについてご紹介したり、私見を述べたりしていこうと思いまーす。お楽しみに🎶
 
 

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